企画展「田中一村展 ─千葉市美術館収蔵全作品」が、千葉市美術館にて、2021年2月28日(日)まで開催される。千葉市美術館収蔵の一村作品を一挙公開
田中一村《アダンの海辺》昭和44年(1969) 個人蔵(千葉市美術館寄託)
©2020 Hiroshi Niiyama田中一村は、1908年に栃木で生まれ、千葉市に20年間住み、50代になって奄美大島に移住して、亜熱帯の花鳥や風土を題材に独特の日本画を手掛けた画家だ。生前、それらの作品を公表することもなく没したものの、のちに光をあてられ広く知られるようになった。
田中一村《奄美の海》昭和50年(1975) 個人
ブランド傘コピー蔵(千葉市美術館寄託)
©2020 Hiroshi Niiyama千葉市美術館では2010年に、一村の全体像を探る大規模な回顧展「田中一村 新たなる全貌」を開催し、それ以降100点超の作品・資料の寄託・寄贈を受けてきた。企画展「田中一村展 ─千葉市美術館収蔵全作品」では、それらを含む同館所蔵作品を一挙公開し、この画家の知られざる側面を探る。初期から最晩年まで
田中一村《椿図屏風》昭和6年(1931) 千葉市美術館蔵
©2020 Hiroshi Niiyama会場では、東京で神童と呼ばれていた10代の頃から奄美で亡くなる前年までの作品約130点や資料を、時代を追うように紹介。なかでも、一村の奄美時代を代表する《アダンの海辺》を再び展示するほか、23歳の一村にとって転換点となった作品《椿図屏風》も目にすることができる。
田中一村《夕日》昭和16,17年(1941,42) 千葉市美術館蔵(川村コレクション)
©2020 Hiroshi Niiyamaまた、《夕日》や《奄美の海》など支援者に贈られた色紙絵や、画面展開上重要な作例である《仁戸名蒼天》のほか、《白梅に菊図(名古屋帯)》といった一村の筆による帯もあわせて展示する。展覧会概要千葉市美術館拡張リニューアルオープン・開館25周年記念/川村コレクション受贈記念
企画展「田中一村展 ─千葉市美術館収蔵全作品」
会期:2021年1月5日(火)〜2月28日(日)
会場:千葉市美術館
住所:千葉県千葉市中央区中央3-10-8
TEL:043-221-2311
開館時間:10:00〜18:00
※1月8日(金)より当面のあいだ、金・土曜日の夜間開館は中止(ナイトミュージアム割引も中止)
※入場受付は閉館30分前まで
休室日:1月18日(月)、2月1日(月)
観覧料:一般 600円(480円)、大学生
バレンシアガスーパーコピー 400円(320円)、小学生・中学生・高校生 無料
※( )内は前売りおよび市内在住65歳以上の料金
※障害者手帳の所持者およびその介護者1名は無料
※前売券は、千葉市美術館ミュージアムショップ(12月28日(月)まで)、ローソンチケット(Lコード 34558)、セブンイレブン(セブンチケット)、千葉都市モノレール「千葉みなと駅」「千葉駅」「都賀駅」「千城台駅」の窓口にて、1月4日(月)まで販売
※本展チケットで、5階常設展示室「千葉市美術館コレクション名品選2020」も観覧可
※入場制限を行う場合あり
※内容などは変更となる場合あり(最新の状況は美術館ホームぺージにて確認)